近年、今までシードルを知らなかった人たちの間でも、シードルの魅力に気づく方が増えています。そのような方から話を聞くと次のようなシードルの魅力が見えてきます。
1、フルーティで飲みやすい
シードルを好んで飲まれている方には、リンゴらしいフルーティな味わい、低アルコールで気軽に飲みやすい点が好評です。また、他のお酒に比べて二日酔いがない、浮腫まないと感じる方も多いようです。リンゴがデザインされたラベルのデザインが気に入って手にとる方も増えています。
2、世界に広がるシードル文化
シードルは世界各国や地域で味わい、飲み方、合わせる料理に特徴があり、その多様性が面白いです。
例えば、フランス・ブルターニュでは、陶器製の器「ボレ」に注いだシードルをそば粉のガレットともに楽しみます。スペイン・アストゥリアスでは酸味の強いシードルを頭上に掲げたボトルからグラスに注ぎ泡立てます。
同じ日本国内でも、長野県と青森県のシードルにはリンゴや造り方をはじめとする特徴の違いがあります。
3、難しい知識は必要無し
個性豊かなシードルの中から、美味しいシードルを選ぶとき、素直に「美味しい」と感じたシードルがあなたにピッタリのシードルと言えます。知識やうんちくを必要とせずパーティや贈り物にも使いやすいです。自分や大切な人の笑顔こそ「美味しい」証拠です。
4、生産者の顔が見えやすい
シードルの原料は、身近な果物であるリンゴのみでできます。原料がシンプルだから、その生産者に会いに行くことも不可能ではありません。中にはリンゴの木オーナー制度があるリンゴ農家もあり、自分やオーナー仲間のリンゴでオリジナルのシードルを造る企画もあります。